ガチ勢もすなる構築記事といふものを

書いてみんとて書くなり

【剣盾S33/最終727位/R1819】ゲロゲバドザシ

初めまして!

初最終3桁&R1800↑を達成したので、前から書いてみたかった構築記事を書くことにしました!

テンプレ寄りの構築で、順位もそんなには高くないですが、初3桁の至りだと思って許してください。

 

 

【構築経緯】

 コンセプト

バドザシでサイクルする → ゲロゲの初手ダイマで制圧する。

・ゲロゲだと重いナット、トドン、貯水ゲロゲは他の5匹の圧で選出させない。

メタモン、ラキヌオー、ヌケニン、ゴチルは使わない。

 

 前期は(というよりもダイマ無しルールのころから割とずっと)、アスビ/鬼火/みがわり/宿木の残飯黒バドを使っており、ランドガエンと組み合わせた威嚇宿木サイクルを楽しんでいた。ただ鬼火宿木の命中不安が常につきまとうため、せっかく命中威力安定の高火力技があるのになんだかなぁと思い、今期はオーソドックスなスカーフ黒バドを使うことに決めた。スカーフ黒バドの調整が分からなかったため、前期4位の方の構築を勝手に参考にして(ありがとうございました)、ミラー意識でザシアンと黒バドのSを露骨に1だけ上げるなど、調整や技構成を少し変えて使用した。

 一般枠では、ガエンとゲロゲは皆勤賞。本来は貯水ゲロゲでサイクルを回すつもりだったが、なんとなく入れてみた特殊珠ゲロゲがあまりに強いため、いつの間にか初手ダイマ構築になっていた。残り2枠は水ウーラやランドから始まり、襷サンダー、残飯ガラルサンダー+最速眼鏡レジエレキ(雷採用)などの迷走を経て、悪ウーラとHBサンダーに落ち着いた。それぞれラキヌオーとホウオウに強く出れるのと、ゲロゲの苦手なナット等に選出画面で圧力をかける意味も込めて採用。

 

【個体紹介】

ザシアン

持ち物 :くちたけん

性格  :いじっぱり

特性  :ふとうのけん

実数値 :197(236)-231(156+)-138(20)-×-136(4)-180(92)

 H:ほぼ最大、6n-1

 A:11n

 B:メタモンの巨獣、A特化ザシアンの巨獣石化を意識してあまりB振り

 S:110族抜き抜き、遅いザシアン大体抜き、自分の黒バド抜かれ

技構成 :きょじゅうざん / じゃれつく / インファイト / でんこうせっか

 

文句なしの最強ポケモン。雑に強いし、鋼とフェアリーの枠を自然に埋められるのもよい。

少しAを落としてSに割き、あまりはメタモンと遅いザシアンを意識したのと、メタモンを黒バドで倒せる確率が少しでも上がれば、とBに振った。実際にメタモンの巨獣を耐えたことが何度かあったので意味はあったと思う。

 

バドレックス(こくばじょうのすがた)

持ち物 :こだわりスカーフ

性格  :ひかえめ

特性  :じんばいったい

実数値 :185(76)-81-129(228)-220(116+)-121(4)-181(84)

 A:最低(個体値0~3)

 HB:A242ザシアンの+1巨獣15/16耐え

 C:11n

 S:自分のザシアン抜き

技構成 :アストラルビット / ワイドフォース / ちょうはつ / トリック

 

構築の本来のコンセプト。ザシアンと同様、雑に強かった。

エスパー技にはダイサイコから高火力で殴り続けられるワイドフォースを採用したが、ゲロゲと合わせて選出するとチョッキ持ちの高耐久伝説が重くなってしまった。せっかくトリック+挑発でラッキーにも強く出れるので普通にショックでよかった。トリックはあまり積極的には打たなかったが、今考えるともっと上手く使えればもっと勝てたと思う。

 

ガオガエン

持ち物 :たべのこし

性格  :のんき

特性  :いかく

実数値 :201(244)-135-139(132+)-×-127(132)-72

 S27で育てた流用個体(調整意図は忘れた)

 バークアウトを採用していた名残でS下降の6V個体

技構成 :フレアドライブ / DDラリアット / とんぼがえり / ほえる

 

始めは捨て台詞を採用していたが、相手の挑発で対面操作ができなかったり、襷の可能性を潰しておきたかったことが何度かあり、蜻蛉に変更。また身代わりゼルネやジガルデにサイクル不利をとることが多かったため、挑発の枠を色々と誤魔化せる吠えるに変更。この技構成になった。

実際に吠えた回数は少なかったが、ガエン後出しで吠えればいいや、とジガルデ入りにも初手ゲロゲを安心して投げられるようになったのはとてもよかった。

 

ガマゲロゲ

持ち物 :いのちのたま

性格  :ひかえめ

特性  :すいすい

実数値 :179-90-95-150(252+)-96(4)-126(252)

 CSぶっぱ

 H:10n-1(個体値28 or 29)

 A:一応最低(個体値0~3)

 D:申し訳程度のDL意識

技構成 :ハイドロポンプ / だいちのちから / こごえるかぜ / ステルスロック

 

現蛙神。自分だけが使える3体目の伝説枠。

あらゆる伝説やサンダー、ランドとダイマの打ち合いで勝てる化け物。途中まではナットを選出されると辛かったが、ウーラオスとサンダーを採用してからは1回も出てこなかった。トリトドンや貯水ゲロゲもほぼ選出されなかった。

初めはサブウエポンにくさむすび採用していたが、役割対象の水無効組は選出されにくいのと、オーガはダイアースで殴りあえばよいと考え、すばやさ操作のできるこごかぜに変更。死に出しのイベルに対して、ウォール→こごかぜで素早さを上げさせないで裏のザシアンで倒すなど、立ち回りの幅が広がった。S27終了後に今日ポケchでバンビーさんが言っていた意味が半年かけてようやく分かった。

ついでにジガルデもダイアイスでワンパンできるようになった。「雨ストリーム1回は耐えるから睨むで~(^^)」みたいな顔で出てきたジガルデを吹き飛ばすときが1番気持ちいい。相手のガエン→ジガルデ→ザシアンを3タテしたときはさすがに笑った。

電磁波も鬼火も効かないので、初手ミミッキュに不利をとりにくいのもよかった。相手の行動次第ではこごかぜ→ダイストリームで起点にもできる。途中からよく見かけるようになった初手の襷ガブも同じやり方で起点にできたりする。

元々Hは10n-1にしていたが、ポリ2等のイカサマを被弾することが多かったのでA0で厳選しなおした。たぶんそこまでしなくていい。

 

ウーラオス(いちげきのかた)

持ち物 :きあいのたすき

性格  :いじっぱり

特性  :ふかしのこぶし

実数値 :175-200(252+)-121-×-80-149

 ASぶっぱ

技構成 :あんこくきょうだ / インファイト / ちょうはつ / ふいうち

 

受け対策、特にラキヌオー意識で採用した。

受け相手だけでなく、初手を決めきれないときに雑に投げられたのもよかった。

黒バド+ラキヌオーのような選出をされると役割過多になってしまい、ゴツメダメなどでゴリゴリHPが削れていく。場持ちのよくなるオボンor防護パッドの採用も割と真面目に考えた。

カウンターが欲しいこともあったが、相手が勝手に警戒してくれることも多く、強打orインファ+不意のリーチが結構長いので、個人的には無くてもいいと思う。

 

サンダー

持ち物 :アッキのみ

性格  :ずぶとい

特性  :せいでんき

実数値 :197(252)-×-150(252+)-145-110(4)-120

 HBぶっぱ

技構成 :ぼうふう / ほうでん / みがわり / はねやすめ

 

主にホウオウがキモい重いため採用。運ゲーの申し子。

ホウオウ入りにはしっかり仕事をしてくれたし、ついでにザシアンにも強く出れるのがよかった。珠以外のホウオウは完全に受けきることができ、珠でもジェットに後出しすればダイマターンを枯らしつつ1回の放電チャンスくらいは狙える。役割対象が引っ込んだ後に出てくるポケモンに放電バグを狙いにいけるみがわりも偉い。

どれだけ効果があったか分からないが、選出画面で特殊珠ゲロゲから意識を逸らす狙いもあり。

 

【あとがき】

去年伝説ルールが始まり、相手のゲロゲに何度もボコボコにされて「このクソキモドブガエルポケモンがぁ!!」とブチ切れていた頃が懐かしい。まさかそのゲロゲが初3桁に導いてくれるとは思わなかった。今では好きなポケモンの1匹になったので、来シーズンも(内定してたら)9世代もたぶん使います。

相手していてキツかったのは断トツでチョッキレシラム。ダイマされたら対面で勝てるポケモンが1匹もいない。勝った試合は、初手ゲロゲvsレシラム → ガエンでダイソウゲンを受ける → ザシアンでダイドラグーンを透かす → ガエン切り → 死に出しゲロゲダイマ、で無理やり押し切った。ソラビ+大地だと受けようが無いが、珠ダメが入らなかった時点できっとチョッキだしシャドボ採用だろう、と割り切るしかなかった。

ちなみに草技持ち珠ゲロゲもかなり重い。初手に出される相手のゲロゲは去年と変わらないクソキモドブガエルポケモンのままだった。